ブックオフで10年以上前のテレビは売れる？買取ルールと処分方法を解説

そんな疑問をお持ちの方に、まず結論からお伝えします。

とはいえ、「売れない＝処分費用がかかる」と決めつけるのは早計です。

売れなかった場合の、無料・低コストでの処分方法や、ブックオフ以外での売却ルートも複数存在します。そこで、この記事では、処分・売却の方法を紹介していきます。

テレビを処分したいけれど「できるだけお金はかけたくない」「少しでも値段がつくなら売りたい」と考えている方にとって、ベストな選択肢が見つかる1記事です。ぜひご覧ください。

基本的にブックオフで10年以上前のテレビは買い取ってもらえない

表題のとおりですが、基本的には買い取ってもらえません。

ブックオフでのテレビ買取対応の目安
買取可否	条件の目安
◎ 対象	・製造から10年以内 ・液晶・有機ELタイプ
△ 店舗次第	・10〜12年以内 ・40型以上の大型モデルなど
× 不可	・製造から10年以上／プラズマ・ブラウン管／リモコン欠品・故障品など

10年以内というルールは、ブックオフに限らず多くのリユース店で共通しています。

この背景には、テレビの部品保有期間（製造終了から8年）や中古市場での需要低下などがあります。

こういった理由から、10年以上前のテレビは“商品”として扱うのが難しいんです。

ただし、実際には大型テレビや高年式モデルであれば例外的に買取された例も報告されています。
そのため、年式やモデル名を電話などで事前に伝えて、店舗に確認しておくのが安心です。まずはテレビ裏面の「製造年」を確認してみましょう。

ブックオフのテレビ買取ルールと年式の目安

ブックオフでは、テレビの買取に際して一定の条件を設けており、主な判断基準は「製造年」と「状態」です。

目安として「製造から10年以内」が基準になっており、それを超えるテレビは査定対象外となる可能性が高くなります。

主な買取可否の判断基準
項目	条件内容
年式の目安	製造から10年以内が基本ライン
対象のテレビ種別	液晶テレビ・有機ELテレビ（40型以上は優遇傾向）
買取不可の例	ブラウン管・プラズマ・付属品欠品・動作不良など
店舗の対応差	店舗によって年式やサイズ基準が微妙に異なるケースあり

買取対象外であっても、リモコンやスタンドなどの付属品が完備されており、テレビの外観や動作状態が良好であれば、「再販可能」と判断されて査定してもらえる場合もあります。

一方、動作に問題があったり、リモコンがないだけでも減額または不可になることがあるため、事前チェックは必須です。

テレビの裏面に記載された「製造年」「型番」を控え、実際に持ち込む前に店舗に電話で確認すると、査定可否の無駄足を避けることができます。

年式が古くても買取された事例もある

原則として「製造から10年以内」がブックオフでの買取基準ですが、実際には年式を超えても査定されたケースが報告されています。

特に40インチ以上の液晶テレビや、外観・動作に問題がないモデルでは、店頭判断により「例外的に買取可」とされることがあるようです。

こうした事例から読み取れるのは、製造年だけでなく「再販可能かどうか」が最終的な判断基準になるという点です。

とくに店舗によって買取方針の柔軟性に差があるため、ブックオフスーパーバザーのような大型店舗では例外対応に遭遇する可能性がやや高い傾向にあります。ただし、これらの対応はあくまで個別店舗の裁量によるものであり、公式なガイドラインではありません。

「製造年＋型番＋状態」の情報を電話やWebから事前に伝えて確認することが、査定可否を見極める上で有効です。

10年以上前の中古テレビが売れなくなる主な理由

理由	解説内容
部品保有期間の制限	家電メーカーの保守部品保有期間は約8年（経産省目安）で、修理対応が難しくなるため
テレビの平均寿命	液晶テレビの寿命は7〜10年とされており、10年超は故障リスクが高まる
中古市場での再販価値の低下	古いモデルは需要が落ち、在庫リスクがある
法制度との関係（リサイクル法）	古いテレビの処分には費用と手間がかかるため、店側にとってマイナス要素

このように、10年という年式のラインは、再販のリスク・安全性・整備性など複数の観点から見た「損益分岐点」といえます。また、店側としてもクレーム回避のため、状態にかかわらず年式で一律NGとすることが一般的です。

ブックオフで買取できないテレビの特徴とは？

ブックオフではテレビの年式だけでなく、製品の状態やスペックによっても買取不可となるケースがあります。

一見、見た目に問題がなくても、再販に支障が出るような条件を満たしていると査定対象から外れることがあるため注意が必要です。

ブックオフで買取不可となりやすいテレビの特徴

項目	買取不可になる例
製造年	製造から10年以上経過しているモデル
種類	ブラウン管テレビ／プラズマテレビ（再販需要・重量面で不利）
付属品の欠損	リモコン・電源コード・スタンドなどの欠品がある場合
動作状況	電源が入らない／画面に線が入る／音が出ない／リモコンが使えない など
改造・破損・外観不良	シール跡・黄ばみ・破損・開封歴・自作修理痕などがある場合

特に「リモコンがない」「動作確認ができない」といった要素は、年式が新しくても減額または査定対象外になる主要因です。

また、ブラウン管やプラズマなどの旧型テレビは、リユース市場でのニーズがほぼなく、重量面・処分コストの観点からも買取不可と言われることが多いです。（これらのテレビはいわゆるマニア向けの商品になってくるため、専門店に持ち込むのがおすすめです。）

もし上記の複数の要素が当てはまる場合は、ブックオフでの査定をあえて避け、無料回収や他社買取サービスを検討する方がスムーズです。

他のリユース店では古いテレビは売れるのか？

ブックオフで古いテレビの買取が難しいとなると、気になるのが「ハードオフ」や「セカンドストリート」など、他のリユース店での対応です。

結論としては、他社でも製造から10年を超えたテレビの買取は厳しいのが現実ですが、一部店舗では柔軟に対応してくれるケースもあります。

各リユース店のテレビ買取対応比較

店舗名	年式基準	特徴・対応傾向
ハードオフ	製造から10年以内が原則	店舗裁量が広く、状態次第で例外買取されることも
セカンドストリート	10年以内が基本	年式重視。オンライン査定は対象外になるケース多め
オフハウス	年式より状態を重視	状態・ブランドにより相談可能。大画面モデルに強い傾向
リサイクルショップB	店舗ごとにバラバラ	年式より「現物判断」で対応する場合も多い

これらの比較からわかるのは、ハードオフなどの総合リユース店はブックオフよりも現場判断の幅が広いことです。特にオーディオ・家電ジャンルに強い店舗では、テレビに対する取り扱い経験も豊富で、多少古くても買取対応してもらえる可能性があります。

公式サイトに明記されている基準はあくまで「10年以内」が一般的なラインです。
持ち込み前に「型番・年式・サイズ・リモコン有無」などの情報を電話などで伝えておくことで、無駄足を避けられます。

売れないテレビの処分方法

ブックオフをはじめとしたリユース店で断られたテレビは、処分方法を再検討する必要があります。

製造から10年以上経過したテレビはリユースではなく「廃棄」の対象となるケースが多いため、適切な処分ルートを知っておくことが重要です。

テレビは「家電リサイクル法」の対象であり、一般的な粗大ごみとしては処分できません。

具体的には、リサイクル料金（15型以上で約2,970円〜）と運搬料が別途かかるため、「できるだけお金をかけずに処分したい」場合は、ジモティーなどの地域掲示板を活用するのも現実的な選択肢です。

無料回収をうたう無許可業者には要注意です。
経済産業省や環境省でも、法的許可を持たない回収業者による不法投棄や高額請求が問題視されています。（参考：https://www.env.go.jp/content/900534097.pdf）

処分時は「安心・安全・費用負担」の3点を軸に判断しましょう。

売れないテレビを現金化する方法

ブックオフで断られた古いテレビでも、「絶対にお金にならない」と決まったわけではありません。

店舗買取以外のルートを使えば、思わぬ形で現金化できる可能性があります。

特に「出張買取」「宅配買取」「個人間取引」の3つは検討する価値があります。

これらの方法は、「店舗に持ち込む手間なし」「全国対応」「年式制限が緩い」などのメリットがあります。特に出張・宅配型の買取サービスでは、状態・ブランド・サイズに応じて独自の判断基準で査定してくれるケースがあるため、ブックオフでNGでも現金化の可能性が残されています。

ただし、宅配買取では送料が自己負担になることもあり、査定金額が0円の場合は逆に赤字になることもあります。事前査定や口コミ評価を確認し、納得のいくサービスを選ぶようにしましょう。

まとめ：10年以上前のテレビは“0円前提”で検討しよう

ここまで見てきたように、10年以上前のテレビは原則としてブックオフをはじめとする多くの店舗で買取対象外となります。

とはいえ、「全く売れない」「処分費用しかかからない」と悲観する必要はありません。

テレビの処分は「高く売る」よりも「費用をかけずに手放す」という視点に切り替えることで、現実的かつスマートに対応できます。

買取NGだからといって即廃棄せず、まずは情報を整理し、自分にとって一番納得のいく方法を選ぶことが後悔しないポイントです。